和訳に間違いが有れば正してください。
We’ve run a good company for 50 years, but I could see the writing on the wall.
私達は50年間、良い会社を経営してきましたが、壁に書かれたものを見るかもしれない。
間違いは当然、
「壁に書かれたものを見るかもしれない」
直訳では確かに間違いないが、会社の話をしていたのにいきなりこんなことを言われたら、この人やばいんじゃないかと思わせるほどの論理展開でしょう。
答え
私達は50年間、良い会社を経営してきましたが、先行きは良くないかもしれません。
なんで会社の経営の話と壁に書かれた何かと関係があるんだと思った人、
see the writing on the wall
この慣用句の由来は旧約聖書「ダニエル書」から。
以下説明
ある時、Babylonの王Belshazzarが宴会を開いていると、宮殿の壁に奇妙な手が現れ、意味のわからない筆跡を残した。
どういう意味か尋ねられた預言者は、王の死と王国の分裂であると解釈し、実際にその通りになったという。
そこから、
the writing [handwriting] on the wall
は不吉な物事や差し迫った災難・失敗などの前兆を意味することになった。
なので英文でいきなり
see the writing on the wall
が出てきたら悪い予兆を感じていることだと解釈すべし。
現代英語で普通に使われている表現